【歯ブラシの交換時期と頻度】目安とベストタイミングを解説!
皆さん歯ブラシをいつ交換したか覚えていますか?
歯ブラシの交換時期を決めている方は少ないでしょう。
しかし、古い歯ブラシを使用し続けることは機能面・衛生面の観点からおすすめすることができません。
今回は、歯ブラシのベストな交換時期はいつなのか、古い歯ブラシが良くない理由や適切な保管方法について紹介します。
目次
歯ブラシの交換時期は1ヶ月が目安
1日3回歯磨きした場合、歯ブラシの寿命は1ヶ月といわれています。
思ったより短いと感じた方もいるのではないでしょうか?
古い歯ブラシの使用をすすめない理由は以下の2つ。
- 汚れの除去力が低下する
- 雑菌が多く不衛生になる
順に詳しく確認していきましょう。
汚れの除去力が低下する
新しい歯ブラシの汚れをとる力を100%とします。
新しい歯ブラシと比較して、毛先が少し開いた歯ブラシは80.8% ・毛先が開いた歯ブラシは62.9%と毛先の開いた歯ブラシほど汚れを除去する力が少ないです。
同じ時間ブラッシングをおこなっても毛先が開いたり毛にコシがなくなったりした歯ブラシを使用していると十分に汚れを落とせません。
歯ブラシの毛先が開いてきたら新しい歯ブラシに交換するようにしましょう。
また、1ヶ月たっていないのに毛先が広がる原因は力のかけ過ぎが原因です。
過度なブラッシング圧は知覚過敏や歯茎を傷つけるリスクがあるので意識して改善するようにしましょう。
雑菌が多く不衛生になる
歯ブラシは毛先に水分が残りやすく雑菌が繁殖しやすい環境です。
3週間使用した歯ブラシの毛には100万個以上の雑菌が繁殖しているといわれています。
トイレの水の80倍の雑菌数ともいわれており不衛生な状態です。
抵抗力が低下していると雑菌の働きが優位になるので、歯茎の炎症など不調につながる原因になります。
歯ブラシの正しい保管方法
誤ったお手入れ・保管方法をしていると歯ブラシの雑菌が増えてしまう原因になるでしょう。
ここでは、正しい歯ブラシのお手入れ・保管方法を紹介していきます。
適切な管理方法で、少しでも雑菌の繁殖を抑えるように心がけることが大切です。
流水に当てながら洗う
流水を当てながら10秒以上かけて念入りに洗います。
指で軽く擦り洗いして歯ブラシの毛に付いている食べカスやプラークを洗い流します。
洗い終わったら、歯ブラシの根本などに食べカスが残っていないか確認しましょう。
水分をとって乾燥させる
洗った後は水分を拭き取り乾燥した状態で保管しましょう。
歯ブラシの乾燥が不十分だったり歯ブラシにキャップをしたりすると、水分が残り半乾きの状態になります。
水分が残った状態や、湿気が多い場所での保管は、雑菌が繁殖しやすい環境になりやすいので避けるようにしてください。
保管場所に気を付ける
歯ブラシは他の歯ブラシと触れないように別々で保管するようにしましょう。
自分以外の他の歯ブラシと触れてしまうと雑菌を移しあってしまいます。
歯ブラシ同士が触れない場所で保管することが大切です。
また、歯ブラシをコップに入れて保管する場合は、毛先がコップの外に出るように保管しましょう。
コップの中に毛先を入れてしまうと歯ブラシが乾燥しにくく雑菌が繁殖する原因になります。
歯ブラシは適切な方法で交換しましょう!
歯ブラシの交換時期は1ヶ月が目安です。
ただし、毛先が広がっている場合は、汚れの除去効果が低下しているので早めに交換するようにしましょう。
また、保管方法は歯ブラシに水分が残らないように乾燥させて他人の歯ブラシと触れない場所で保管することがポイントになります。
歯ブラシを適切な時期に交換することは、お口の健康にも繋がる大切なことです。
使用中の歯ブラシは古くないか毛先が広がっていないかすぐに確認してみましょう。
その他、歯を一生涯守っていくために知ってもらいたい歯の知識がたくさんあります。
予防歯科についての詳細はこちらをチェック!
墨田区の篠塚歯科医院では、一人一時間の予約時間を基本としており、丁寧な治療とカウンセリングを心掛けております。また診療室も全て個室になっておりますので、周囲を気にせずリラックスして治療を受けられ、お悩みをご相談できる環境が整っております。お口周りで気になることがあれば、お気軽にご連絡下さい。
浅草・本所吾妻橋の歯医者 篠塚歯科医院
歯学博士 篠塚嘉昭